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●私どもは次のような考えをもとに活動しています

厚労省はいわゆるアートメイクが医療行為であることを通知等で明確にし、医療機関で行われていないアートメイクに対ししっかりと取り締まりを行って頂きたい。

1.

厚労省は平成13年11月8日の通知(別添)において「針先に色素を付けながら、皮膚の表面に墨等の色素を入れる行為」は医療行為であるとしているので本来世上で行われているアートメイクはすべて医療行為である。  

2.

ところが、令和2年9月16日、最高裁は医師法違反で起訴された彫り師に関し無罪とする決定を下した。これはいわゆるタトゥーを医療行為と考えない立場に立っている。 しかし、この決定はその理由を

 (1)

装飾的ないし象徴的な要素や美術的な意義がある社会的な風俗として受け止められてきたものであって、医療及び保健指導に属する行為とは考えられてこなかった  

 (2)

タトゥー施術行為は、医学とは異質の美術等に関する知識及び技能を要する行為であって、医師免許取得過程等でこれらの知識及び技能を習得することは予定されて おらず、歴史的にも、長年にわたり医師免許を有しない彫り師が行ってきた実情があり、医師が独占して行う事態は想定し難いとしている。
このような美術的要素や歴史的要素はアートメイクには一切該当しない。つまりアートメイクはタトゥーのように絵を画くという要素は全くなく、また、長年に亘る歴史も存在しない。 よって、この最高裁決定の射程はタトゥーに限定され、アートメイクには及ばず、アートメイクに該当する行為を医療行為とした厚労省平成12年通知は今もなお有効と言うべきである。

3.

然るに、この最高裁決定に惑わされ、美容室やエステでアートメイクを行っている事例が数多く見られる。そこにおいては、針を刺すという行為自体が危険であるのみならず、前提として痛みを和らげるために麻酔クリーム等が使用されるので(でなければ痛みに耐えられない)、クリニック以外の場所では衛生面にも問題があり被害の発生が懸念される。

4.

よって、厚労省は最高裁決定に関わらずアートメイクが医療行為であることを明確にすると共に、その違反の取締りを厳格に行うべきである。

(注)

上記最高裁決定に支持された大阪高裁判決は次のように述べてタトゥーは医療行為でなくてもアートメイクは医療行為であるとしている。
「検察官は,答弁書において,入れ墨と同様に人の皮膚に針を用いて色素を注入する行為態様であるアートメイクの事案は,これまで多数件が医師法違反として問題なく処罰されているが,これは,入れ墨と同様,医師が行うのでなければ保健衛生上危害を生ずるおそれのある行為とされているからであり,このことは既に確立された法解釈といえ,原判決の法解釈・処理と整合するものであると主張する。  アートメイクの概念は,必ずしも一様ではないが,美容目的やあざ・しみ・やけど等を目立ちづらくする目的で,色素を付着させた針で眉,アイライン,唇に色素を注入する施術が主要なものであり,その多くの事例は,上記の美容整形の概念に包摂し得るものと考えられ,アートメイクは,美容整形の範疇としての医行為という判断が可能であるというべきである。後にみるように医療関連性が全く認められない入れ墨(タトゥー)の施術とアートメイクを同一に論じることはできないというべきである。」  


●アートメイクは医師及び歯科医師のみが行うべきものです

(一般)日本先端医療医学会 代表理事

白川太郎 *

       

*京都大学医学部卒業。元京都大学医学部教授。医師、医学博士、オックスフォード大学でも研究を行い、NatureやScienceにも投稿実績あり。


●アドバイザー
 和田勝先生(元厚労省審議官、福祉総合研究所代表)
 高須英津子先生(高須クリニック銀座院院長)
 釜山美保先生(メディカルタトゥー協会代表理事)
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