まず、岩橋医師はこうおっしゃっています。

~ここからは、シミウス・医学と薬学の話ではなく、一般的な問題を取り上げています。
学術誌といってピンからキリで、査読(その論文が正しいかどうかを査定する)が厳しい学術誌から、査読料だけ支払えば載せてもらえるような超大甘の学術誌まで様々です。
最近急増している広告手法として「由緒ある医学系雑誌〇〇に当社の研究が掲載され、国際的に大反響!」などというお決まりの文句で消費者を騙す方法です。
こういった広告は大抵インチキで、医療器具や化粧品、医学部外品などに多いです。その掲載されたという雑誌を見てみると、「何その医学雑誌?初めて聞いた。」「ああ、その雑誌、昔からあるけど読んでる医者いないよ。信頼性ゼロだからね。」というものばかりです。インパクトファクター(論文を書いた功績)が付くような有名な雑誌は一つもありません。
困ったことに、こういうマイナー系の学術誌を出しているマイナー出版社は、論文を書いてくれる医師や薬剤師がほとんどいないので、あやしい化粧品や医療機器の論文を平気で掲載してしまいます。査読料や掲載料を支払ってさえもらえれば、何でもOKという感じです。もはや学術誌でもなんでもなく、ただの広告雑誌に成り下がっています。~
「シミウス」の話ではないと断っていらっしゃるので、あえてコメントするまでもないかもしれませんが、私が論文を掲載した「診療と新薬」は論文に掲載するに当たり審査があり、審査を通らなければ掲載できません。 「ただの広告雑誌」とは一線を画するものであることを明記しておきます。。