桑満おさむ医師はこうおっしゃっています。

●対象者は女性10名(!!??)
●35-59歳
●美白に関心がある人
対象者はかなり少なめですが、しっかりと有識者によって構成される倫理委員会も作られています。~

「しっかりと」で結んだ文章になっているので必ずしも批判されているわけではないのかもしれませんが、一応コメントさせて頂きます。 医学論文は通常医療統計学に基づいて作成され、臨床試験で得たデータを統計学に基づいて処理をし、最後に有意差検定というものを行い、有意差があるかないかを示します。 わかりやすく言うと、有意差があれば合格、有意差がなければ不合格です。 シミウスは2014年の試験でも、2017年の試験でも、シミに対する効果で有意差が出ています。

つまり、合格です。 2014年の試験では対象者は10名で、「かなり少なめ」です。 しかし、人数が少ないと有意差は出にくくなります。 これは統計学の常識です。

にも関わらず、2014年の試験では有意差が出ていますので、それだけシミに対する効果についてしっかりした裏付けデータがあると言えます。 実際、2017年の試験では、被験者数は21名で、2014年よりも倍増していますが、同じようにシミに対する効果について有意差が出ています。

ちなみに、医療統計学では適正な被験者数を割り出すサンプルサイズでという考え方があるのですが、それによるとこの試験の適正な被験者数は19名でしたので(エフェクトサイズを0.7、検定力を0.8とした場合)、それに従って被験者数を21名としています。 以上からすると、被験者数には何の問題もないと言えます。。